2024/12/16
高齢者虐待について
知らず知らずのうちにしてしまっているかも?
他人事ではなく、いずれ自分の身にも起こるかも?
近年、子供に対する虐待に関しては国民の意識が高まってきていますが、高齢者に対する虐待についてはどうでしょうか。例えば、このようなことを見聞きしたり、実際に自分がしてしまったり、受けていたりしていませんか?
・高齢者が言うことを聞かないので、無視したり、怒鳴りつけたりする。
・悪いことをしたとわかってもらうため、叩いて躾ける。
・認知症で徘徊するため、部屋に閉じ込めたり、ベッドや車いすに縛り付ける。
・外聞が悪いので、外出させなかったり、人に会わせなかったりする。
・本人に無断で、年金手帳や預金通帳などを管理し、使っている。
・本人にはお金を使わせない。
・人前でオムツ交換したり、しばらく裸で放置したりする。
・オムツなどを放置したり、食事の世話などを行わない。
このような問題は、介護の負担を一人で抱え込んでいたり、自分自身も病気や障害があったり、頼れる人が身近にいなかったり、認知症の高齢者を介護しているなど、介護する人が心身共に疲弊して追い詰められたとき、誰にでもに起こりうることです。このような負担を軽くするためにさまざまなサービスや制度があります。虐待に気づいたり、自分が追い詰められていると感じたときには、地域包括支援センターや各区役所にある地域支えあい課に相談しましょう。また、本人達が自覚していなくても、周りから見ていてこれは虐待ではないかと疑われる場合、同様に上記窓口に連絡しましょう。
一人で抱え込んでしまうと、自分も介護される人も辛くなってしまいます。介護サービスや施設に頼ることは決して薄情なことではありません。自分を休める時間を作り、余裕を持つことは、介護する人にも介護される人にも良いことなのです。